2015.5.17

今日は国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」を観に行きました。

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私のお目当ては『ヨハネス フェルメール』

17世紀にオランダで活躍した画家です

1632年ー1675年 
真作とされる総作品数は33~36点とされています


今回のルーヴル美術館展の目玉となっているのがこちらの作品


「天文学者」 ヨハネス フェルメール
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手前の青いタペストリーの質感、やわらかい光のコトラストが絶妙です





今回の展覧会にはありませんが、フェルメールの代表作をいくつかご紹介しますね


こちらはよく知られています「牛乳を注ぐ女」
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テーブル上に置いてあるものの色彩、窓からの穏やかな陽光が素晴らしい
そして、テーブル上により多くの食物が置けるようにテーブルを長方形ではなく五角形にするという構図になっています



そして私の大好きな「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの娘)
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青いダーバンを頭に巻き真珠の耳飾りをつけている少女、暗闇の中で振り向く一瞬を描いている絵
背景がない分、少女の顔が何とも言えない愛くるしさが伝わってきます
北のモナリザとも言われた作品

フェルメールの「青」と「黄」の色使いはとても美しい



「絵画芸術」
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タペストリーやカーテンの質感、奥行き感、空間の表現力
シャンデリアの金属の質感もたまらなく好きです



「レースを編む女」
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クッション状の針山から白と赤の糸が垂れているのですが、その表現力に目を引きます
針山の向こうに少しピントをずらして描かたレースを編む女性が、これがまた素晴らしい構図となっています




フェルメールの作品は窓明かりが多く描かれています

窓からの陽光が「光」としではなく「明かり」としてうまく取り入れられています

ほとんどの作品が左側に窓があるのですが、唯一 右側に窓がある作品があります

それがこちら「ギーターを引く女性」
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数年前からフェルメールの絵に興味をもったのですが、空間の表現力や構図、明暗、色彩の美しさに心を奪われてしまいます


今回のルーヴル美術館展ではフェルメールの作品は1点のみでした


私が生きている間にいくつのフェルメールの作品と出合うことができるでしょうか



※参考:サルヴァスタイル美術館